皆様ご存知の「薬用シュミテクト」ですが、
使用方法に次のような事が書かれています。
「…飲み込まずに…」
一見当たり前過ぎてスルーしてしまいがちですが、何故でしょう?
疑問を持たれた方はいらっしゃいますか?
知覚過敏に有効とされている成分の『硝酸カリウム』ですが、
歯磨き剤の他に、
酸化剤として線香火薬やマッチ、発煙筒、導火線などに使われています。
熱に溶けやすく可燃性の物質です。
普通、紙に火をつけると燃え広がりますが、煙草に火をつけても一気に燃えないでしょう?煙草には硝酸カリウムが染み込ませてあるからです。たまにパチパチ音がするのがソレです。
煙草が害というのも血行の問題だけでなく、この様な事も頭に入れなければなりません。
これを聞いたら飲み込む気はしないでしょう。
歯磨剤の中の硝酸カリウムは、剥き出しになっている象牙質から神経まで繋がっている象牙細管という管の中に「カリウムイオン」という形で凍みる原因となるものをブロックする事で歯の凍みを抑えます。
しかしながら、凍みる原因となるアイスクリームの製造にも使われているという複雑な関係です。