不適切なブラッシング( 1)
2014-06-06 13:44
田中歯科医院
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最近の相談で多いのが、

「歯ブラシをすると出血してきて歯周病が心配です。」とおっしゃる方。

拝見すると、ほとんどが歯ブラシのやり過ぎ。しかも局所的に。

例えば、1本だけ前後の歯に比べ凹んだ位置にある歯を磨こうとする場合、

奥まっているがため、歯ブラシの毛先を届かせ様と無理な力が入ってしまい、

結果、関係ない手前の歯に強いブラッシング圧がかかってしまい、手前の歯が削れてしまうパターン。そのほとんどが歯の根っこの部分。しかし、
削れてしまった歯は凍みたりもしないため気がつかずに【写真1】の状態に…。

良かれと思ってした事が裏目に出てしまう典型的なパターンです。

ちょっと脱線しますが…

何故、ここまで削れているのに凍みないのか?

以前にお話しました「第2象牙質」の存在です。
【写真2】に研磨標本、【写真3】に各部名称のあるものを載せておきます。

第2象牙質はあります!
(怒られちゃいそうですが…汗)

この第2象牙質が出来る事により神経が入っている歯髄腔までの距離が獲得されるため凍みたりしないのです。
ある意味、体の防御反応ですが人間の体は良く出来ています。 (つづく)
NEC_0072-1.jpg
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NEC_0074-3.jpg
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