先日少しお話しました殺菌成分IPMP(イソプロピルメチルフェノール)含有の製品ですが、
使い方を誤っておられる方がいらっしゃいますので、
「コンクールF」との簡単な違いを幾つかご説明しておきます。
(作用機序)
バイオフィルムの表面はマイナスの性質を持ち、
クロルヘキシジンはプラスの性質を持ちます。
従って、バイオフィルムの表面でクロルヘキシジンがキャッチされてしまい深部まで効力が到達しにくい。
そこにきてIPMPはその様な性質を持たないので、バイオフィルムの深部まで浸透し殺菌効力を発揮するというメカニズムです。
(コンクールF)
・含嗽剤です。
(システマ)
・歯みがき剤です。
このシステマは、口の中全体に行き渡らせ、コンクールFの様にはき捨てて終わりでなく、そのままブラッシングを行って下さい。