忘年会も終えられ、明日から3連休の方も多いかと思います。
今週は、毎年この時期恒例(?)の 金属の脱離の患者様が多くご来院されました。
しかも、粘着性のあるものを食べて脱離したのではなく、その8割の方がデンタルフロスの誤った使い方によるものでした。
昔に比べ、今では男性の方でも食べた後に歯ブラシ以外にも、きちんとデンタルフロスを使われていらっしゃる方が増えました。
大変良い事なのですが、
かみ合わせの部分と
歯と歯の間に渡って
2面に渡る部分的な金属が入っている場所にフロスを通す際に、
それをかみ合わせの方向に戻すのではなく、
歯と歯の間から横にスッと抜いて下さい。
これで、金属が取れてしまうのを防止出来ます。
部分的な金属は、勿論神経のある歯ですので、歯を削るのにも色々と制限がありますから、
上下のかみ合わせのスペースの関係上、金属の厚みが薄い所(逆を言えば、金属が歯に埋まっている深さが浅い所)が存在する事もありますから、
引っ張られる力には極めて弱いです。
この様な場所にはホルダー付きのフロスは向きません。
糸の回りにワックスのついた、指に絡めて使用するものに換えて頂く事をお勧め致します。