口内炎(2)の所で、原因として挙げておりませんが、口内炎の原因として、
「ピロリ菌」も例外ではない様です。
【口内炎とピロリ菌】
ピロリ菌の「ピロリ」とは、胃の出口に「幽門」と呼ばれる部位がありますが、それを意味する「ピロルス」から由来しています。
ピロリ菌は、食べ物や飲み物から感染し易く、日本人の約半数が感染していると考えられており、
40歳以上の方は水道水から子供の頃に感染している可能性が50〜70%とも言われています。
その中で症状として現れるのは約5%との報告があります。
特徴として、
成人になってからの感染はほとんどないとされ、
多くは乳幼児時に経口感染し、胃中に長期に渡り住み続け成人になってから慢性胃炎を発症させます。
これはウイルスなどの潜伏期間というよりも、成人になるにつれ胃の形も変化する事に起因する様です。
また、唾液からの感染はないですが、乳児に対して噛み砕いた物を与える場合は感染の可能性があります。
更に、感染すると必ずしも胃腸の病気になる訳ではなく、
以前に胃腸の病気を発症された方においては、感染の確率が高いと言われています。
この様な方には、
明治乳業の乳酸菌『LG21』入りヨーグルトによる「除菌」が良い様です。
乳酸菌は、腸内細菌として身体の中に居ますが、
基本的にヨーグルトの乳酸菌は腸内に定着せず、
ヨーグルトの代謝物が腸内の悪玉菌を減少させ、
体内に居る乳酸菌を増殖させる整腸作用を持ちます。
ですので、普通のヨーグルトでは除菌が出来ません。ピロリ菌を除菌するのは、『LG21』だけです。
したがって、【『LG21』入り】がポイントになります。
ピロリ菌の除菌により、65〜80%の人の蕁麻疹が改善されたとの報告があります。
口内炎も例外ではありません。実際に当院の患者様にも、「今まで口の中にあちこち口内炎が出来ていたけど、LG21入りのヨーグルトを毎日食べる様になってからは、口内炎が出来なくなった。」とおっしゃる方もいらっしゃいます。
全ての方が合致する訳ではありませんが、試してみる価値は大有りです。