フッ素含有歯磨き剤
2013-06-21 13:47
田中歯科医院
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皆さんが歯磨き剤を選ぶ基準は何でしょうか?


虫歯予防?歯周病予防?ホワイトニング?

何ヵ月か前でしたか、
「花王」さんのアンケート結果があります。

【1位】
歯周病予防(年齢と共に増加)
【2位】
虫歯予防(年齢を問わず)
【3位】
こだわりはない。(若い人に多い)
【4位】
ホワイトニング(20代、30代に多い)
【5位】
味(若い人に多い)


年齢を問わず【2位】虫歯予防において、当たり前の様に歯磨き剤に含有されている『フッ素』。

『フッ素入り』とは言っても、歯磨き剤に使われているものは2種類あります。

ひとつは、「フッ化ナトリウム(NaF)」

これが最強で、フッ素イオンが直接遊離して歯に作用します。


もうひとつは、「モノフルオロリン酸ナトリウム(MHPまたはNaHFPO)」

これは、唾液で分解され、フッ素が遊離し歯に作用するもの。ワンクッションあるのです。
歯磨き剤の成分に、乳酸アルミニウムが入っていると、フッ素の効果が落ちるので、フッ素含有の場合この形で含有されているか、またはフッ素が入っていません。

当院で無料サンプルをお渡ししている『薬用ラカルト・ニュー5』は、どちらかと言うと歯周病治療薬に近く、乳酸アルミニウムが入っているためフッ素は含有されていません。


歯磨き剤に含有されているフッ素は、

「フッ化ナトリウム」の場合、エナメル質の表層に限局して留まりますが、

「モノフルオロリン酸ナトリウム」の場合、時間の経過と共にエナメル質から象牙質に向かって浸透していきます。


従って、人それぞれ虫歯治療の有無などにより、「モノフルオロリン酸ナトリウム」の形でフッ素が含有されている歯磨き剤を選ばれた方が良い方もいらっしゃいます。


フッ素を歯の中に取り込むのは本当に難しいです。
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