最近は時代の流れから、
長年タバコを吸われていた方が、タバコをやめたは良いが何となく口がさみしいからと、ガムを咬むようになったとおっしゃる方も増えてきました。
昔と違い、今のガムの大半にはキシリトールが使われ、その形もコーティングの関係から板ガムから粒ガムへと変化を遂げています。
また更に進化し、まるで薬を服用するかの様に…
1回△粒、◇分以上、1日○回と摂取量が目安として記載されているガムも出てきました。
あるアンケートでは、男女共にガムよりも飴を好まれる傾向にある様ですが、
「歯みがきガム」なんていうのもある位ですから、
『歯にとって…』と考えると、やはりガムに軍配があがるでしょう。
実際、キシリトールも食べかすに直接作用し虫歯の原因菌に酸を作らせないのでガムの方が効率は良いでしょう。
今回ここで取り上げる『リカルデント』ですが…
『リカルデント(CPP-ACP)』
CPPは、牛乳を分解して得られる成分。
ACPは、ミネラル(カルシウム,リン)が歯に取り込まれやすい性状を持ったリン酸カルシウム。
カルシウムやリンは、唾液にも含まれ食後の口腔内の酸性の状態を中性へと戻してくれます。
ここで更に、『CPP-ACP』が口腔内に存在する事で、より速やかに酸を中和してくれます。
また、「エナメル質の再石灰化効果」として…
1日4回(1回20分間)を2週間咬む実験により、再石灰化が促進される事が確認されています。
ガムを咬まない時と比べて6倍、一般的なシュガーレスガムの2倍以上とのデータも出ています。
ただ、残念なのは、
牛乳、大豆のアレルギーをお持ちの方は×という事です。
【歯科医院専用】で、
『CPP-ACP』がコンビニ等で売られております従来品の【2倍】入っています。
キシリトールの「虫歯にならない」という概念に対し、
リカルデントは「初期の虫歯を修復する」という概念です。
当院でもお取り扱い致しております。
食後30分後に歯を磨く時間がない方に特にお薦めです。