『ノンクラスプデンチャー』とは、バネのない入れ歯の事。
保険外になりますが、バネの銀色やその存在が目立って嫌な方にオススメです。
今回のケースは、
写真右手の歯が欠損で、
うわあごに材料を沿わすと、
「オエ〜ッ」となってしまういわゆる嘔吐反射の強い方です。
まず、歯を抜くのは簡単です。言葉は悪いですが、なるべく使えるものは使いましょう!
と、いう事で、
2番目・3番目の歯の根っこの輪郭をハッキリと出して、2番目の歯には金属のキャップをし、3番目の歯は属に言われる差し歯にしました。
入れ歯の設計は写真の通りで、うわあごを被わない代わりに、反対側の前歯に維持を求めたものとなっています。
実際に口の中に入れると、バネがない分、それほど目立ちません。
他の方で、左右の奥歯が欠損しており、どうしても犬歯(糸切り歯)にバネをかけざるを得ない男性の方のケースでは…
今回のケースを左右対称にした感じの設計でした。
またその方は、
『おネエちゃんに、
「ア〜ン」(*^o^)\(^-^*)
ってした時にバネが見えちゃうと嫌じゃない?』という理由からでした。(笑)
まぁ、理由はともかく、この様な入れ歯もあります。