「咬む」ということ
2013-06-11 00:11
田中歯科医院
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昨日で、「咬み合わせの無料チェック」は終了しました。

何人かの方が受診されましたが、

当然の事、歯並びは勿論、上下の歯との接触位置・強さは、

ひとりひとりの咬み合わせ「個性咬合」であるがゆえ様々でした。

そんな中、共通していたのが詰め物や被せ物の不適切な当たり方。

治療した歯が他の歯に比べて当たり過ぎていたり、条件によりますが逆に全くと言って良い程当たっていなかったり…

実際に受診された方は、良くお分かりになられたと思います。


詰め物等をされてから何年も経って不適正な当たり方(a)になったのであれば自然ですが、

処置をされて1年程で不適正な当たり方(b)なのであれば、ちょっと問題です。
自然と言っても、遡って何年も前の処置(a)の結果が(b)を放置した結果であるのであれば、

早い段階で修正しておくに越した事はないと考えます。


咬む力とその力がかかるベクトルの方向、接触位置、歯を支える歯周組織のバランスが後にものを言います。

咬む力が適正であれば、自ずと歯周組織の血行が良くなり、咬む刺激により唾液も分泌され自浄作用も増し、口の中の環境が改善されます。

歯周病予防に歯石を除去しても、その歯石に支えられていた歯はその直後に一時的に動揺します。
一週間程で歯周組織が改善されますが、そこで咬み合わせの調整をしないと、また後日歯周組織が咬む力で壊されます。

目に見えないレベルで歯1本1本は咬む度に常に動いています。
上下の歯が適正な位置で接触する事で、口の中の環境が様々な事においてプラスに向かいます。

究極は矯正ですが、様々な理由でそれが不可能であったとしても、ほんの少しでも可能な限り咬み合わせの調整をしておくだけで、後々かなり違いますよ!
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