虫歯などが原因で、それが生きている状態の神経に炎症を引き起こしてしまった場合…
病名として『歯髓炎(しずいえん)』となり、神経の保存が不可能と判断された時の処置として
麻酔をして神経を取る『麻酔抜髓(ますいばつずい)』を行います。
今回のケースでは、神経がかなり細く治療器具がそこまで届かず、
いわゆる『残髓(ざんずい)』と言われるもので、1回目に麻酔を使って処置をしたものの、2回目時にまだ根の先に生きている神経が残っているケースで、
今度は神経を殺す薬を入れ、死んでしまった神経を次回に掻き出してとる『失活抜髓(しっかつばつずい)』と言う処置に切り替える事3回目で、ようやく神経を完全に取る事が出来ました。
根っこの先が湾曲し、思った様に薬が根の先まで届いてくれずに苦労しましたが良かったです。
やっと次のステップへ進めます。
因みに、歯がズキズキする等、神経が絡んだ痛みは、夜中の3時頃に多いとされています。
皆さんはその様な経験はありますか?
(写真)
クレンザーと呼ばれる器具の先に湾曲して付いているのが神経です。その上の棒状のものは0、5ミリのシャーペンの芯です。