入れ歯の設計( コンフォート義歯を見据えて)
2013-05-17 13:28
田中歯科医院
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右か左か、どちらか片方に数本しか歯が残っていない場合、

その残っている歯の揺れ方・顎の骨の状態などケースバイケースですが、

先々の事を考え、入れ歯の形として総入れ歯の形をとる事が多いです。

無理に片側の歯にバネをかけ、入れ歯をガチッと動かない様にすると、入れ歯の動きと共に残っている歯を無理に揺すってしまい残っている歯はすぐにダメになります。

あらかじめ総入れ歯の形にしておくと、歯茎で負担する面積を多くとる事で力が分散し残っている歯にさほど負担をかける事なく、

また将来的に部分入れ歯から総入れ歯になった時に違和感なく移行できます。


現在の保険の入れ歯では、誰がそうしたのか分かりませんが、一番肝心な「補強線」が数年前から排除され、割れてくるケースが多いです。

保険外となり少し費用がかかりますが、慣れた入れ歯を長期に渡り使って頂ける様補強を入れる事をお勧めします。

今回の入れ歯は、後に残っている歯を抜歯した際に、人工歯を足せる様、補強を格子状にしてあります。

後に総入れ歯となった場合、既に補強はしてあるので新しく入れ歯を作り直す必要なく、この入れ歯にコンフォート処理をする事が可能です。

勿論、この入れ歯の状態でコンフォート処理をする事もでき、安心サポートに入って頂いていれば、仮にこの症例の場合、残っている歯のうち1本を抜歯する事になっても、3年以内であれば歯を足してコンフォートを貼りかえたとしても「無料」で行えます。(抜歯行為に関しては、別途費用がかかります。)

損得勘定は患者様に委ねますが、なるべく違和感なく、次のステップへ進める様な設計を心掛けています。
NEC_0056.jpg
NEC_0060.jpg
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