レントゲンに関して、よく患者様から耳にするのが、A「前の歯医者は行くとまずレントゲンを撮る」やB「レントゲンを撮ったけど、異常はないので様子を見て下さい」と言われたけど痛い‥等。
Aに関しては…症状を聞かずしてレントゲンを撮るのは確かにどうかと思いますね。ただ保険診療では、明らかにコレが原因と判っていてもレントゲンを撮らないと処置が先に進めないものもありますので、その辺はご理解下さい。
Bに関しては…特に神経を残した状態で金属を全体的に被せた歯で症状がある場合は、歯冠(歯の頭の部分)に限局している虫歯が原因であればレントゲンを撮っても歯冠部分は白く抜けて写るのでレントゲンを撮っても意味がありません。
この場合、言い方が悪いですが‥覚悟を決めて戴いて被せた物を壊し実際に中を診てみなければなりません。それが保険外の物だと抵抗があると思いますが(ケース的にはかなり多いです)。
詳細は略しますが、結論として実際に中が虫歯になっている事は少なく、露髄(ろずい:神経が剥き出しになっている状態)か被せ物の不適合の場合がほとんどです。
被せてある物を外し、肉眼的に診て原因不明であれば、そこで初めてレントゲンを撮った方が合理的に思いませんか?必要なければレントゲン代もかからないし。
その様な理由で、僕は歯周病の治療や根っこの治療以外はあまりレントゲンは撮らないんですよ!
…って、一生懸命説明してたのに途中寝てたでしょ!?
お願いしますよ…△△さん!(笑)