揺れていた左下の歯2本を他院で「抜かないとダメだ」と言われ、何とか残せないか?と当院にお越しになったのが7年前…
とうとう限界に達し、抜歯をする事になり、
形として総義歯、いわゆる総入れ歯になります。
今まで歯があった所(↓↓印)の側は、歯茎の土手の部分に少し山がありますが、反対側はほとんど平らの状態です。
この様な総入れ歯のケースは、出来上がった物が食べ物を受け止めるのにご自身の歯があった時と異なり、今度は全て歯茎で支えなければならないため、オーダーメイドでその方専用の型どりをする器をまず製作して(→印部分は咬み合わせの部分から見た時に凹みになっているので、型どりをする時にお口の中で補修して)から入れ歯を作るための正式な型どりをします。
総入れ歯は、負担する部分が軟組織、歯茎なので人それぞれ形・厚さが異なるため、中々教科書通りにはいきません。
この方の場合、今まで右側で主に食事をされておられた様なので、その辺りの情報は患者様との会話の中から収集します。他は技術的な事なので略します。
最終的に、この方は口の中の条件が変わったため、新規で保険内の入れ歯を作り、その入れ歯にコンフォートを用います。
コンフォートは、現在ご使用されている義歯にも対応できますので、咬み合わせは問題ないがもう少し硬さのある物を食べたいとお考えの方にもお薦めです。
費用は総入れ歯のケースで、3年間の保証付きで18万円になります。
今後、進展の都度取り上げていきます。