ポリリン酸の安全性
2012-08-09 02:15
田中歯科医院
記事に戻るコメント(0)を読む・書く
当院では、以前より歯周病予防の洗口液として…


歯周病に有効なグルコン酸クロルヘキシジンの含有量が市販されている物の中で一番多い事、


ウォーターピックのタンク内にも使用する事が可能な事、


などの理由から


「コンクール F」をお薦めすると共に、


その流れから


歯みがき剤として


「ジェルコート F」(写真)をお薦めしています。


このジェルにもキレート剤(簡単に言うと何かの手助けをする仲介役)としてポリリン酸ナトリウムが含まれています。


ポリリン酸は、それ自体が単独で効力を発揮するのではなく、


ある仕事に対してサポート的な存在で事を成し遂げる物質です。


この度のホワイトニングには…


「分割ポリリン酸」という括りの中では、「短鎖」に該当する状態の物が使用されています。


この状態でのポリリン酸はステインの除去効果・沈着防止効果のみならず、


歯周組織に関連する繊維芽細胞の増強因子として、


それに伴う骨再生の増強因子として、


知覚過敏抑制効果ほか


様々な可能性を秘めています。


最近では、知覚過敏用の歯みがき剤で有名な「シュミテクト」のラインアップとして


「薬用シュミテクト ホワイトニング」という商品内にも


清掃剤としてポリリン酸ナトリウムが含まれています。


歯科以外にも、「長鎖」の分割ポリリン酸として育毛剤にも含まれています。
気をつけて見ていくと、様々な商品に使用されています。安全性は確かです。



次回は、「フッ素とポリリン酸について」書かせて頂きます。
NEC_0030-1.jpg
NEC_0034.jpg
記事に戻るコメント(0)を読む・書く
検索
キーワード

月別アーカイブ
2012年10月 (6)
2012年9月 (19)
2012年8月 (12)
2012年7月 (22)
2012年6月 (9)
2012年5月 (3)
2012年4月 (3)
2012年3月 (16)
2012年2月 (12)
2012年1月 (8)
2011年12月 (14)
2011年11月 (4)
2011年10月 (5)
2011年9月 (4)
2011年8月 (1)
2011年7月 (4)
2011年6月 (2)
2011年5月 (5)
2011年4月 (7)

友人に教える
お問い合わせ

ホーム
上へ
田中歯科医院

田中歯科医院
このサイトは携帯電話向けサイトです。
携帯電話でご覧ください。